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消臭スプレーをかける

スーツやコートなど、帰宅後に消臭スプレーを噴霧しておくとリフレッシュすることができます。また、消臭スプレーは急いでいるときにも頼りになります。汗臭いときや、焼き肉などのにおいが衣類に移ってしまったときも、シュッと吹きつけて対応できます。ただし、消臭スプレーの中には衣類に適さないものもあるため、あらかじめ使用方法などを確認しておくことがポイントです。

風通しのいい場所に干す

手軽な方法は風を通して服を乾燥させることです。洗濯できないときにも乾燥させるだけで、水分と一緒ににおいの成分を飛ばすことができます。ただし、繊維によっては注意が必要です。綿や麻、シルク、ウールなどの天然繊維の衣類は紫外線のダメージを受けやすいため、直射日光に当てるのではなく、陰干しがおすすめです。

スチームをあてる

高温のスチーマーをあてると、蒸気でにおいの元である雑菌が軽減されます。汗のにおいや部屋干しのにおい、タバコのにおいなどにも素早く対応可能です。

入浴後の浴室に干す

時間はかかりますが、浴室を利用することでも汗臭さの軽減が可能です。湿気がにおいの成分を吸収した後は、浴室乾燥機を利用する、もしくは風通しのいい場所に移してしっかりと乾燥させましょう。

洋服ブラシでブラッシング

簡単に洗濯できないコートやニットなどは、洋服ブラシで丁寧にブラッシングするだけでも、ある程度においは軽減されます。特に染みついたにおいが気になるときは、衣類用の消臭スプレーを併用すると効果がアップします。

消臭スプレーでよくあるトラブル

消臭スプレーの中には「消臭」することなく、「良いにおい」を噴射するだけの製品も少なくありません。においの元となる菌に作用しないため、嫌なにおいと良いにおいが混じり合うだけということもあります。製品を選ぶ際は、消臭効果があるものを選びましょう。また、衣類にスプレーしたところ、シミになってしまったというトラブルもあります。この原因としては、もともとついている汚れに反応した場合と、至近距離でのスプレーのかけ過ぎがあります。

衣類に消臭スプレーを使用する際の正しい方法

1. 衣類用のスプレーか、利用可能な繊維かを確認する
2. 至近距離ではなく、できるだけ離れて噴霧する
3. スプレー後は手で撫でる、軽く揉みこむなど、衣類に馴染ませる
4. しっかりと乾燥させる

以上の4ステップを基本と考えましょう。

着用頻度の高いスーツやコートは雑菌が繁殖しやすいため、除菌効果のある消臭スプレーの利用をおすすめします。また、アルコールや塩素系成分を含む場合は、使い過ぎると衣類を傷めることがあります。衣類は肌にも触れるため、ノンアルコールや化学薬品、界面活性剤、防腐剤などが不使用のものを選ぶこともポイントです。

消臭スプレーで衣類の汚れは落ちない

便利な消臭スプレーですが、においは軽減できても汚れを落とすことはできません。汚れたままの衣類を着用していては衛生的にもよくないため、洗濯や定期的なクリーニングも併せて行いましょう。