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においの原因1：細菌のニオイ

何となくにおいがすると思ったら、様々な細菌が繁殖し、悪臭を放っていることがあります。その原因には、時間の経った生ごみや生乾きの洗濯物、蒸れた靴、ペット用品などがあります。悪臭はソファやカーテン、ラグなどにもこびりつきます。また、タバコのにおいは家具や衣類だけでなく、部屋のホコリやちりにまでうつります。

においの原因2：カビのにおい

湿度の高い部屋は壁や床がカビやすく、においがします。一度カビがついてしまうと、カビを餌とするカビも繁殖し、さらに悪臭を放ちます。部屋の壁や床にカビはなくても、収納や寝具、エアコンの内部に発生しやすいです。エアコンの場合、温風や冷風と一緒にカビ臭いにおいが充満するため、部屋中が臭くなってしまいます。カビの胞子は種類や量によって、吸い込むことで呼吸器系のアレルギーなどを引き起こすリスクもあります。

においの原因3：いろいろなものが混ざったにおい

誰の家にも特有のにおいは多かれ少なかれ存在します。その多くは、いろいろなものが混ざったにおいです。料理のにおいや畳のにおい、飾っている花のにおい、ゴミのにおいや水回りのにおい、タバコのにおい、ペットのにおいまで、多くのにおいがあります。一時的であれば換気することでリセットされますが、壁や家具などに染み込んでしまうとなかなか取り除くことはできません。

防虫剤

以前の衣類用防虫剤はにおいがきついという印象もありましたが、近年は無臭タイプも増えました。しかし、パラジクロロベンゼンやナフタリン、しょうのうを含む有臭性の防虫剤もあります。防虫剤のにおいは、風通しの良い場所に陰干しすることで自然となくなります。

カビ

カビが好む環境は気温が20～30度、湿度が高い場所です。タンスやクローゼット、衣装ケースなどは、このような環境になりやすいといえます。衣替えなどの際に、絵の具や墨汁のようなにおいがしたら、カビの発生を疑いましょう。
その他、着用した後に洗濯せず収納している場合や、洗濯しても繊維の奥に汚れが残っている場合も、カビが発生しやすいです。
汚れが染み込んでいる可能性があり、自宅での洗濯が難しい衣類はクリーニングに出すこともおすすめです。クリーニングから戻ったらカバーを外し、湿気がこもらないようにして保管しましょう。

カビの発生を防ぐには、収納場所を清潔にする、衣替えの前に必ず洗濯をする、収納場所は湿気がこもらないようにすることがポイントになります。タンスや収納ケースはホコリや汚れなどがないようにし、定期的に空気を入れ替えたり、除湿剤を利用したりするとよいでしょう。

タンスそのもののにおい

新しいタンスは木のにおいがすることも多いです。自然と弱くなるので、そのままでも気にならなくなるでしょう。しかし、タンスの加工に利用された接着剤や防虫剤、防腐剤がにおうこともあるため注意しましょう。

衣類用の除菌・消臭スプレーは、洋服をしまう際にスプレーすることで、菌の繁殖を防げます。ただし、湿気や悪臭の要因にならないよう、スプレー後はよく乾かしてから保管することが重要です。